脈に力のある人
★三黄潟心湯(潟心湯)
この薬もやはり筋肉体質の人向きで、のぼせたり、顔面紅潮、気分の不安定などがあり、便秘し、脈に力のある人に用います。
胸部圧迫や腹直筋の弾力がない人、つまり、腹が張って苦しいところがない人に用います。
弾力があり、底力のある腹をした人によく、炎症、充血を治療し、鎮静の効果があります。
胃を丈夫にする。
この薬は、脳出血や脳の醗血、喀血、吐血、子宮出血、痔出血などに用いられ、切り傷、その他の出血で驚きと不安のあるときに用いると効果があります。
気分を鎮め、止血の効果を発揮する(出血が著しい場合、出血が長びいて貧血がひどい場合、脈が微弱な場合には用いないこと)。
この薬は、神経症や不眠症のみならず、かなり応用範囲の広い薬です。
ただ、不眠症に用いる場合は、必ず専門家の指導を受けることです。
以上、虚性体質と実性体質の人に分けて、それぞれ星の数ほどある漢方薬の中からごく一部を紹介しました。
漢方薬の大家が一般的にすすめている代表的な薬です。
とくに、実性体質の人向きの大柴胡湯と、虚性体質の人向きの柴胡桂枝乾姜湯は応用の範囲が広く、よく用いられているポピュラーなものです。